要注意!?親が辞めさせたくなるかけっこ教室の特徴とは

2019年5月23日

足が速くなる習い事の代表格、かけっこ教室。

走ることが苦手を克服したい、野球やサッカーの球技に活かせるようにもっと足を速くさせたい、こんな子供たちが、沢山かけっこ教室に参加しています。

この記事では、世に沢山あるかけっこ教室とは、どんなものなのか?そして、参加するメリット、デメリットまで、指導者目線でお答えします。

かけっこ教室とは

かけっこ教室とは、小学生向けの足を速くするための教室です。

ひと昔では考えられなかった習い事ですが、今では、運動の習い事として定番となっています。

足を速くする方法というものが、今までは認知されていなかったのですが、ここ数年で注目され、プロアマ問わず走り方の重要性が高まってきています。

足は、才能ではなく、かけっこの練習をすることで、必ず速くなることが実証されています。

そのような足を速くするための習い事は、沢山あり、その中の一つがかけっこ教室です。

他には、陸上教室、陸上クラブ、走り方教室、ランニング教室、ランニングクラブ、パーソナルレッスンといったように、足を速くするための習い事は、意外とあることがお分かりかと思います。

全て足を速くすることに変わりありませんが、短距離か長距離か、専門性の高さ、年齢層など、内容が違ってきます。

かけっこ教室は、短距離走がメインで、小学生を中心とした初心者向けの教室です。

かけっこ教室の魅力とは

かけっこ教室は、とにかく走ることを楽しむことができる教室です。集団で走ることを楽しむといった内容なので、本格的に技術を学び上を目指したいという人向けではありません。

あくまでも走ることを楽しみたい、学校体育の延長の印象が強いです。

といっても、陸上経験者が速く走るために必要なことを教えてくれますので、ただ闇雲に走るわけではなく、成果を期待することは可能です。

こんな子供にオススメ

かけっこ教室は、走ることが苦手で困ってる人におススメです。走ることが苦手な子供は、速く走るための方法を全くと言っていいほど知りません。

ですので参加すれば、新しい知識を学ぶことが出来、子供だけでなく、親にとっても有益なものとなります。

かけっこ教室で注意すべき点

かけっこ教室といっても、数多くの団体が運営しているため、各々色があります。

いくつか例をあげて、考えてみましょう。

 

a.初心者向けか?

実際問題、参加する子供の内、かけっこが苦手な子供よりも得意な子供の方が多いため、苦手な子供は学校体育と同様、肩身の狭い思いをする可能性があります。

他の習い事でもそうですが、自分がやりたい、得意なこと、だから習うの方が数は多いです。

学年もまちまちなので、自分より低学年の子供と比較される場面も少なくありません。

その教室が、初心者に手厚い指導をしているかに注意する必要があります。

リレーなどを頻繁に取り入れている教室は、苦手な子供には少々酷かもしれません。

b.人数が多いか少ないか?

かけっこ教室の規模は、大きいところで20人くらいです。大人数であればあるほど、一人当たりの指導時間は少なくなりますので、

ただ走らせて、リレーして終わるなんて可能性があります。

足を速くするということは、走って楽しむことが重要なのではなく、走り方を学ぶことが重要なのです。

ですので、大人数過ぎる教室では、初心者の子供にはかわいそうかもしれません。

学ぶ機会がなければ、その教室に意味はありません。

c.学びたいのか、遊びたいのか?

教室を名乗るなら、学びがなくてはなりません。

遊びたければ、ワイワイやっている教室が良いですし、学びたければ真剣に取り組む教室を選択するべきです。

どっちが良いか悪いは、求めるもの次第ですが、私個人の意見としては、しゃべりながら適当に走っている教室には行かせたくありません。

d.場所で選ぶかサービスで選ぶか?

最も通わせやすいのは、近場です。習い事の選ぶ理由として、近いことは優先されます。

でも遠くに参加させたい教室があった場合、迷われますよね?

教室の判断基準として、参加者は近所の人ばかりであった場合、場所で選ばれています。

この教室に参加させたい訳ではなく、近くにたまたまあったから、このかけっこ教室に参加させたということです。

もし他県から参加している、近所の人が少ない、教室であった場合、サービスで選ばれています。

このようなハイクオリティな教室は、中々ありませんが、それだけどこにもない教室、ここでしか学べない教室である、ことは間違いないです。

遠いということは、通わせることは難しいです。それでも通わせたい教室って、魅力的ですね。

e.指導者の資質

かけっこ教室の場合は、指導スキルよりも集団統率力を重要視した方がよいです。

 

かけっこ教室の雰囲気ですぐにわかりますが、子供同士が喧嘩をしている、指導者が説明しているのにしゃべっている、整列が出来ていない、など判断基準は沢山あります。

私は元体育教師ですので、教師として一番重要なことは統率力だと断言します。

どんなに教え方がうまくても、集団をまとめられなければ、危険が伴います。

屋外の競技場などは、物凄いスピードで走っている学生が沢山いるので、コースに飛び出し衝突でもしたら、命の危険性もあります。

学生のアルバイトか専属の指導者なのかもチェックしましょう。

かけっこを教えるのに資格は必要なく、指導者のほとんどが、陸上競技経験者です。

確かに走りのプロであることに変わりませんが、経験者(プロ)とレッスンプロの指導能力は、雲泥の差があることを忘れてはいけません。

また、指導者が経営者であるかも確認してみましょう。雇われているか自分がTOPなのかで、責任の重さが違うので、おのずと指導の質は高くなる傾向にあります。

大切なお子さんを任せるわけなので、事前に調べられることは確認をおススメします。

関連記事:小学校低学年から始める足が速くなる方法ベスト10
関連記事:【プロが教える】小学生でもできる100mを速く走るための方法

要注意!?親が辞めさせたくなるかけっこ教室の特徴とは(2/2)>>