怪我改善パーソナル指導〔肉離れ〕
肉離れが癖になっている方いらっしゃいませんか?肉離れになってしまった時は、その部分に問題があったとか、負担がかかっていたと思うでしょう。確かに、そうなんですが、部分的に考えるだけでなく、総合的に考えることで怪我の根本的な解決をすることができます。
怪我をした部位が疲労していたから、弱かったから、負担がかかってしまっていたことが原因である。
確かに正しい判断です。
対処法として、ケアを怠らないように注意しよう、弱い部分を鍛えよう、負担がからないように走り方を変えよう。これだけではまた再発することでしょう。
どうして疲労がたまりやすいのか?どうして弱いのか?どうして負担がかかりやすいのか?問題の先端だけではなく、末端まで考えていかないと問題は解決できません。
走り方の指導を例に挙げますと、腕振りで肘が伸びると言われれば、肘を曲げればよいのか?膝の高さが低いと言われれば、高くすれば良いのか?首が前に出ると言われれば、後ろの反ればよいのか?
全て間違っています。物事の先端を形だけ正しても、新たな問題が生じます。先端の問題は末端にあります。
良くクライアントの方に話をするのですが、大きな木の葉っぱが病気になりました。
葉っぱを切れば治りますか?いいえ治りません。
木の中心である根っこから治さなくては、再発することでしょう。
怪我も同じです。
根本から見直しましょう。
はじめに
陸上競技を代表する走るスポーツにおいて、肉離れは最も多い怪我の一つです。
肉離れに一度なってしまうとなかなか全力プレーができなくなり、完治するまで安静にという状況になり兼ねません。
特に陸上競技は、走ることがメインの競技のため肉離れになってしまえば、試合に出場することはおろか練習することすらままならないでしょう。
怪我をしにくい身体を作る、怪我の少ない走り方を学ぶ、この考えこそ、ヒーローズスキルの根源なのです。
足を速くすること=怪我の少ない走り
一つを正しく追えば、全てが繋がってきます。自分の身体を大切にし、長いスポーツ生活をおくれるように頑張りましょう!
こんな症状ありませんか?
- 歩いている時に激痛が走る
- 歩くことが出来ない
- 歩けるがいつも通りに歩くと足が痛い
- ジョギングして足がついた時に痛い
- 背伸びをするとふくらはぎが痛い
- 屈伸ができない
- 前屈すると裏腿が伸ばせない
- ある程度スピードを上げて走ると痛みが出る
- 全力疾走すると足が痛い
上記のチェックリストに多く当てはまっている方は、肉離れを引き起こす危険性がありますので、メンテナンスを行う必要があります。
なんで肉離れになるの?
肉離れとは、瞬発的な動きにより発生し、特に走る運動において、裏腿、前腿、内腿、ふくらはぎの筋肉が断裂することを言います。肉離れとは俗称で、正式には筋断裂と言います。肉離れは、部分なのか完全断裂なのかで重度も分かれています。
特に速い動きで負荷が急激にかかる時に、起こりやすいと考えるとイメージしやすいと思います。筋肉は、動くときに常に伸び縮みしていますので、大きく伸びて急激に縮む時に大きな負荷がかかります。
負担の度合いは人によりますので、普段運動していない人は、何気ない瞬間に肉離れをしてしまうこともよくあります。
ここで、わかりやすく例を交えて説明します。
輪ゴム鉄砲をイメージしてください。
大きく伸ばせば伸ばすほど、前に力強く飛んでいきます。ゆっくり伸ばすよりも速く伸ばす方が良く伸びます。ただしゴムの強さが負荷に耐えられなければ、切れてしまいます。
このように全力で走ることはゴムを強く伸び縮みをさせている時と同じような状態です。ですので、肉離れを起こさないように、筋肉の状態を強いだけでなく、柔らかく、しなやかで、そして大きな負担に耐えられるようにしなければなりません。
肉離れ時の処置
肉離れをほっとくと本当は危険
最後に
人間のカラダは繋がっていますので、カラダのどこかのバランスが崩れると、バランスを整えようと他の部位でカバーしようとするので、そこに負担がかかりやすくなります・・・・・・
あなたは走る時に
- 正しく足を上げられていますか?
- 正しく足を下げられていますか?
- 正しい場所に接地できていますか?
- 衝撃を吸収する意識はありますか?
- あるならどの関節で行っていますか?
例を挙げればキリがありませんが、知らず知らずに怪我をした部位に前後左右内外に負荷をかけているのです。
- 怪我してしまった
- 再発しないように、柔軟性を高めよう
- 再発しないように、筋トレして強化しよう
これでは不十分です。
まずは、肉離れを起こしてしまう本質的な問題点を探して、それに対する適切なアプローチ方法を行っていくことが先決です。
怪我に対する意識をより高く持ち、競技人生を有意義なものにしていきましょう。