陸上競技の習い事を始める前に、必ず知っておきたいこと
かけっこ教室、走り方教室
陸上に限らず、走ることを総合的に楽しみましょうといった習い事です。
年齢も低い場合が多く、レベルも低めです。
名前からして、かけっこですので、遊び半分練習半分といったイメージです。
陸上個人指導、パーソナル
陸上に限らず走り方のスペシャリストが、マンツーマンで指導する、いわゆるパーソナルトレーニングです。
短距離走、長距離走、フィールド競技など、専門としている競技もありますが、断トツで多いのが短距離走のパーソナルトレーニングです。
ランニング指導、パーソナル
ランニングとなると、長距離走やマラソンのイメージが強くなります。
子供向けというか、大人向けの印象が強いです。
ざっくり言ってしまえば、集団か個人か、といったところでしょう。
ただし、現状皆さんのお子さんが、どのような位置づけにいるかで、求めるものは大きく変わってくるため、各習い事の特性、メリット、デメリットを考えていきましょう。
陸上の習い事、メリット・デメリット
ここでは、私個人的な考え方ではなく、各々の団体に参加してきている人の意見を参考に書いていきます。
私は、パーソナルトレーナーですので、様々な団体に所属している子供の親と毎日のように話をしています。
よりリアルな現場の声(参加する側)をお届けします。
陸上クラブ
集団指導の中でも、大会で結果を残す、全国大会を目指すといったような所属型クラブです。
100m走だけではなく、ハードル走、走り幅跳び、投てき種目、リレーなど、真剣に勝負していきます。
クラブによりますが、勝利主義のためハードな練習をガンガンやっていきます。
本気でスポーツをやりたい人には、向いていますが、そこまではちょっという人には、やり過ぎ傾向になってしまう可能性があります。
怪我に苦しむ小学生も沢山いますので、注意が必要です。
人数は100人単位のクラブも多く、個人的アドバイスを受けられるのは、結果を残せる中心選手で、それ以外の選手はなかなか機会がないと、報告を受けています。
確かにコーチに対しての人数が多いため、仕方ないと言えばそうなります。
集団で取り組む練習で、いかに強くなれるかは、身体の強さと頭の使いようでしょう。
個人を大切にしている団体であるか、事前確認をおススメします。
陸上教室
集団指導の中でも、所属するというよりは、自由に参加できる団体です。
練習に重きを置くため、大会云々よりは、楽しむことをがメインです。
陸上の習い事をこれからやってみようと考えている人は、お試し感覚で始めるものよいです。
人数は、団体によりますが、10名前後の比較的少数での活動が多いです。
イベント的な陸上教室は、100名を超えます。
本気で強くなりたいなら、単発ではなく、しっかり練習する陸上クラブになるでしょう。
ただ、何事もやり過ぎ要注意です。
かけっこ教室、走り方教室
集団指導の中でも、小学生低学年向きの走って遊ぼう的な団体です。
走り方も教えますが、学校体育でやるような内容ですので、運動会のためにとか、苦手克服といったような需要が多いです。
かけっこ教室に参加されているクライアントも沢山いますが、皆さん口をそろえて言うのが、走って終わり、ということです。
走ること以外にどれだけの知識、技術を身に付けられるかが、良い団体の見分け方として覚えておいた方がよいでしょう。
ちょっと腕振りの練習して、腿上げの練習して、最後にリレーして楽しむような団体では、なかなか強くはなれません。
かなり沢山の団体があるので、アポなしで開催場所に赴き、しっかりチェックしましょう。
個人指導、パーソナル
パーソナルトレーナーですので、集団ではなく個人的に課題を明確にし、取り組みたい人が選ぶ習い事です。
各集団の団体に所属してる人も受けますし、パーソナルだけでやる人もいます。
課題解決のスピードが早く、より良い成長曲線を描きますが、集団での切磋琢磨できる環境がないため、パーソナルのみではなく、何かしらの練習拠点は必要と感じます。
内容は至れり尽くせりですが、、費用が高いです。
集団1回2000円に対し、パーソナルは安くても6000円はするでしょう。
指導者も、学生から陸上経験者、プロ指導者まで幅広いです。
指導者の質を何で比べるかは、実績や評判、最終的には受けてみるまでわかりません。
ただし、プロはそれが職業ですので、質の高さは保証されます。
あとは、マラソンなのか短距離なのか、トレーナーの得意分野を事前に調べる必要はあります。
陸上の習い事を選ぶ、プロのワンポイントアドバイス
集団であれ、個人であれ、本当に良いものは、どんなに遠いところからでも人は訪れます。
家が近いから、ここに決めたでは、立地による理由です。(前者)
あのクラブで強くなりたい、あの人の指導を受けたいは、選ばれたことが理由です。(後者)
本気の人ほど、真剣に場所を探しますので、結果的に後者が集まります。
つまり、参加しているメンバーが前者なのか後者なのかで、その団体の評価ができると私は考えています。
おいしい料理店があれば、場所関係なく行きますよね?
楽しいテーマパークなら遠出してでも行きますよね?
指導を受けたいパーソナルトレーナーがいれば、どこへでもいきますよね?
入れたい団体があれば、忙しくても子供の送り迎えしますよね?
全てとは言いませんが、本気とはそういうことです。
遊びなら、そこまでしません。
以上アドバイスでした。
まとめ
このように陸上の習い事と言っても、集団、個人、その中でも種類があります。
子供の目指す道、親の望む道を、しっかりと考え、失敗しないようにお探しください。
[talk words="陸上経験者として、1人でも多く、陸上に携わってくれる子供が増えることを心から願っています。だけど、小学生の内はほどほどに。。。" avatarimg="https://herosskill-run.com/wp-content/uploads/2017/09/DSC_5545.jpg"]