それダメ!小学生が絶対にやってはいけない足を速くする方法

2019年9月26日

足が速くなる小学生の伸ばし方

大人と子供では、骨格も筋力も違うため、伸ばし方は異なります。

小学生には、小学生の今しかできないことを伸ばすことが得策です。

小学生の特性を具体的に見ていきましょう。

小学生は動きの天才

小学生は、覚えが早いです。ゴールデンエイジと呼ばれ、この時期に様々な動きをとりいれた運動を行うと非常に効果的であることは、研究で証明されています。

確かに、私も多くの小学生のパーソナルトレーニングをしてきましたが、中高生よりも圧倒的に上達が早いです。

その反面、頭で理解している訳ではないため、一度感覚が崩れると、すっかり忘れてしまいます。

継続したアプローチが必要です。

[talk words="小学生は、基本天才です。私が一つ教えれば、三つ吸収する子供もいるくらいです。その反面、いくら教えても身に付きにくい子供もいます。差は何か?この記事の内容が答えです。" avatarimg="https://herosskill-run.com/wp-content/uploads/2017/09/DSC_5545.jpg"]

小学生の筋力は、まだまだ未発達

身体が大きくても、小さくても、筋力は未発達です。

特に成長期が遅れている子供ほど、顕著ですので、ハードな運動は危険を伴います。

もし、運動している中で、怪我が多く、もし肉離れなどしているようでしたら、今すぐ方向性を考え直した方がよいでしょう。

[talk words="昔の子供たちは、怪我といえば、擦り傷や打撲、あっても捻挫くらいでした。筋肉の怪我である肉離れなどは、そう簡単になるものではありません。では何故なるのか?何かに問題があるからです。今の現状を見直しましょう。" avatarimg="https://herosskill-run.com/wp-content/uploads/2017/09/DSC_5545.jpg"]

小学生の骨格も、まだまだ未発達

筋力と同じく、骨格も未発達です。

まだまだ骨自体も柔らかく、成長過程ですので、ハードな運動はリスキーです。

左右偏った動きが多かったり、癖が強く出たりすると、骨盤の歪みが強くなり、姿勢の悪化、O脚X脚、などに繋がってしまいます。

[talk words="子供の骨格の歪み、非常に多いです。多少の歪みは誰でもありますが、度を超えています。いつも背中が丸まっていたり、お姉さん座りばかりしていたり、腰を反らせて立っていたり、習慣が姿勢を変えていきます。" avatarimg="https://herosskill-run.com/wp-content/uploads/2017/09/DSC_5545.jpg"]

小学生の心肺機能は、もうちょっと先

小学生高学年くらいから、徐々に心肺機能が発達してきます。

成長段階によっては、ギリギリOKか微妙な時期です。

[talk words="マラソン選手にしたいから、幼稚園から毎日3キロ走っています、という話をよく聞きます。早く始めたから良いという訳ではありません。" avatarimg="https://herosskill-run.com/wp-content/uploads/2017/09/DSC_5545.jpg"]

小学生は基本的に身体が柔らかい

成長期を迎えると徐々に柔軟性が低下してしまいますが、しっかり対処すれば大きくなっても柔軟性を維持することが出来ます。

学校体育で体操をさぼらないことが大切です。

特に伸脚運動は適当になりやすい運動断トツNO1です。

 

ここまでお読みいただければ、小学生が足を速くするために、何を伸ばすべきなのかお分かりですよね?

 

そうです。

技術的要因と柔軟性要因です。

この2つは、沢山練習しましょう。

 

これで、筋力的要因と体力的要因が残りました。この2つも実は必要です。

まずは、体力的要因ですが、運動習慣や外で遊ぶなどは、いくらでもやるべき内容ですが、ジョギングに関しては、体力をつけたいといっても、やる必要はあるのかな?と感じています。

単純な運動を繰り返すよりも、色々なことで心肺機能を鍛えられれば十分なので、わざわざジョギングである必要はありません。

次に筋力的要因ですが、意外かもしれませんが、筋トレは必要です。

筋トレをすると身長がとまるという、風潮があるため、皆さんもやってはいけないと思われますが、これは医学的に逆のことになります。

むしろ骨格に刺激を与え、成長ホルモンを促すと言われています。

望ましくない方法は、重りを担ぐとか、ハードに追い込むとか、小学生の身体に負荷の高いものを選択することです。

筋トレの中で、特に小学生に適したものは、体幹トレーニングです。

自重トレーニングで、身体の重さなりのトレーニングができますので、負荷も少なく、身体の中心部を鍛えるため、動きを制限する無駄な筋肉もつきにくいです。

話が深くなりすぎると、専門的になりますので、負荷の少ない筋トレは、やるべきだということをお分かりいただければ十分です。

では、最後に答え合わせをしましょう。

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小学生がやっていけない足を速くする方法(答え)

答えは、走り込みです。

 

走り込みをやってはいけない理由は、負荷が高すぎるからです。

距離や時間が長すぎれば、ジョギングも同じことです。(スピードも)

普通の筋トレの数10倍とお考えいただければ、わかりやすいでしょうか。

ウエイトトレーニング級といえば、よいでしょうか。

 

ただ走るだけなのにとお考えの方、よく考えてください。

20キロくらいのスピードで前方に進み、全ての衝撃を片足のみで受け、後ろ脚を瞬間的に前に振り出す。

子供の運動会で、親がリレーで肉離れになりますよね。

運動していない人が、全力で走ればそうなるのは当たり前なのです。

 

全力で走るということは、物凄い負荷の高い筋トレと同じことです。

それだけは忘れないでください。

 

ですが、実は最も足を速くする方法の中で、簡単かつ効果的に成果を出せる方法でもあります。

効果が出るのにやり過ぎてはいけないなんて、不条理ですね。

小学生の走り込み、上手な活用方法

走り込みが悪いとい言っても、全力で走ることが悪いわけではありません。

学校体育レベルで、やり過ぎになることはなく、やったとしても週2回から3回です。

やってはいけないレベルは、毎日のように50m10本走るとか、陸上やっている小学生が競技場で100m何回も走るとかの話です。

足は消耗品ですので、1日頑張ったら2日は足を休ませましょう。

休んでいる間は、体幹トレーニングや技術トレーニングをやりましょう。

走り終わったら、必ずストレッチや身体ほぐしをしましょう。

これを守れれば、筋肉の酷使による柔軟性の低下や関節の怪我などは、避けられるはずです。

私の願い

私は、走りすぎて足の酷使で柔軟性が低下した小学生を、数百人と指導してきています。

特に球技スポーツは、ケア不足によるものが多いので、クールダウンの必要性を明確にしてください。

陸上競技においては、競技場で走るにはまだまだ身体が弱すぎて、どんなに注意したとしても、正直走り込みはリスクが高すぎます。30m程度はまだ良いですが、疾走を使い100m200mを走り込むなどは、もはや無謀です。

今が速ければ良いなら、それでよいですが、小学生が走り込みで伸ばすということは、将来性を使ってると考えるべきです。(中学生もまだ早い)

日本中に沢山のそういう子供たちがいます。

大人が守るべきなのに、やらせている現場が沢山います。

もし、そんな環境の方がいましたら、子供を守ってあげてください。

切に願います。

ヒーローズスキルブログをご覧の方の80%がご覧になる記事ですので、必ずお読みください。
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まとめ

いかがでしたか?

正しいと思っていたことが間違っていたり、間違っていたことが意外と正しかったりと、気づきとなって頂ければ幸いです。

小学生がやってはいけない足を速くする方法は、負荷の高い走り込みです。

適度に走るはOKですが、走り込みは必要ありません。

小学生は、色々な運動を幅広く行い、単純な動きを繰り返すような運動ではなく、もっと楽しいことをやりましょう。

走ってばかりでなく、マラソンばかりやっていないで、足を休ませることを大切にしてください。

これだけは言っておきます。足は消耗品です。着々と壊れる準備をしているかもしれません。

足ばかり強く太くなっていくことは、筋肉がつき喜ぶことなのでしょうか?

小学生はまだまだガラスの足です。だから足に優しい走り方を学ぶのです。

今ならきっとわかるはずです。

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