小学生で身につけておきたいマラソンの走り方とは
マラソンを走るのは大人ばかりではありません。小学生の体育の授業や大会などで持久走いわゆるマラソンをすることもあります。小学生の頃は早く走れる子供もいれば、どんなに練習をしても早く走れずマラソンが嫌いになってしまうこともあります。
小学生にとってはただ長く走るだけのマラソンが楽しいと感じられない子供も多く、走り方のポイントなどを教えてあげることで上達しマラソンが好きになる場合もあります。小学生のマラソンはどんな教え方でどんな練習内容をすれば結果が残せるようになるのでしょうか。その為にはやはりマラソンの「走り方」を意識する必要があります。走り方さえできていれば小学生はマラソンを早く走ることができる可能性があるのです。
小学生はマラソンが苦手な子供が多い訳
小学生に人気の運動といえば短距離走や野球・サッカーなどをあげる人が多いでしょう。
よく大会の代表を決める時に挙手制にすると最後まで残るのがマラソンなんて小学校も多いのではないでしょうか。走れば息は上がりますしひたすら長い距離を走るのが辛いと感じるのが小学生にとってのマラソンです。
ではなぜ小学校の体育の授業でマラソンが行われるのでしょうか。
マラソンには小学生の成長に欠かせないメリットがあります。体育の授業ではそのメリットについて説明しないところも多いですし、子供に説明しても理解できない場合があります。例えば成長期の時期にマラソンをすると「肺活量」が鍛えられ「スタミナ」がつきます。これは人間にとっての基礎体力と呼ばれるもので、その後の人生を生きていく為にも体を作る為にとても重要なことになります。
さらに長距離を走るのは決して楽なことではありません。走ることでメンタル面が鍛えられ精神的に強い子供になります。マラソンは途中で足が痛くなったり行く苦しくなったりして足を止めたくなりますがゴールまでいかないとマラソンの結果に繋がりません。その為、自分の欲求に勝ちその結果マラソン大会で何か形になればよりマラソンの楽しさが実感できるようになるのです。
ではマラソンを走るためにもゴールまで走りきり結果を残す為にはどうしたらいいのでしょうか。実はこのポイントができているできていないによってマラソンの感じ方が変わるのです。
小学生にマラソンを楽しいと思わせる練習方法
小学生にマラソンを楽しいと思わせる為には、実はポイントがあります。大人のようにストイックに練習したからといって効果が出るわけではありません。ダイエットしたい、42.195キロを走りきりたいなんて夢がある子供の方が少ないはずですので、まずは練習を楽しいと思わせることが大切なのです。
(1)運動の延長線上で教える
マラソンというとひたすら走り込んで覚える・体力をつけると思ってしまうかもしれません。よく小学校のマラソン大会の前になると早朝練習といってひたすら走り込みをしたイメージはありませんか。このやり方は小学生には楽しいと思えるものではありません。
むしろ練習自体が苦痛に感じてしまうこともあるのです。例えば野球やサッカーなどのスポーツで走るための持久力をつけて楽しく運動しながらマラソンの為の体力を付けるようにしましょう。みんなで楽しくできるのが小学校の運動の基本です。公園で少しだけ遊んで帰るだけでも十分なトレーニングになりますので、できるだけ外に連れ出すようにしましょう。
(2)ケガをしない
小学生の場合ケガが原因となりマラソンが嫌いになってしまうこともあります。無理に練習させたり、過度なトレーニングなどで肉離れや捻挫・骨折などが起きないようにマラソンの練習前にストレッチをして体を柔軟な状態にしてあげることも大切です。一度のケガがマラソン嫌いの原因になってしまってはもったいないですよね。無理なくトレーニングをしてケガがないようにしてあげましょう。
(3)親も一緒にマラソンをする
子供だけでマラソンのトレーニングをさせようと思ってもできるものではありません。親も子供と一緒になって練習をしてあげることが大切です。家の近くの公園でもいいですし、ジョギングコースなどがあれば上手に利用しましょう。ただし子供と一緒に親が走り込むのはおすすめしません。そもそも子供と大人の身長は違いますし小学生ともなると歩幅だって全然違います。その為子供と横並びになって走るのはあまりいい練習方法ではありませんので注意してくださいね。