RUNアスリート教室〔室内〕

2022年12月6日

体操で足が速くなるのか?

スポーツに専門的に取り組んでいる人は、柔軟性を高めるだけで、急激にパフォーマンスが上がることも珍しくありません。

それだけ力ばかりを追い求めてしまい、大切なしなやかさを疎かにする選手が多いということです。

ヒーローズスキルで開催される【アスリート体操教室】では、中学生~プロ向け(小56可、小4以下特例)に、スポーツにおける柔軟性、体幹の強さ、大きく身体を扱う技術、良い姿勢の作り方、を学ぶことで、様々な要素のパフォーマンスを上げることを目的としています。

スポーツ団体の課題

私は、数多くのアスリートの指導に携わってきました。

共通して課題になることで、最も多いことが柔軟性の強化です。

そのような選手に限り、柔軟性を重要視しない団体に所属しています。

団体の言い分としては、ウォームアップやクールダウンの重要性は理解しているが、割いている時間が足りないということがほとんどです。

ですが、柔軟性を高めるということは、ウォームアップやクールダウンのためだけではなく、パフォーマンスそのものを高めることに繋がることを忘れてはいけません。

柔軟性は、適切な姿勢の維持や走るフォームの安定と密接な関係にあります。

走る形が悪いのに、走り込みばかりしていると、身体はどんどん硬くなっていく傾向にあります。

腑に落ちる方は、今すぐ練習後のストレッチ、お風呂上がりのマッサージを実践してみてください。

※ウォームアップ、クールダウンは、時間に制限があったりと色々課題がありますが、そのような場合は必ず自主的に取り組んでください。

アスリート体操教室の特徴

走りが大きくなる

走ることを例に考えると、身体が硬いということは、ストライド(簡単に言うと歩幅)や無駄な力みに影響が出ています。

足が上げにくい、足を出しにくい、といったこと以外にも、内股になったり、がに股になったり、と良いことはありません。

では、どこを柔らかくすれば良いのか?

それは、骨盤と肩甲骨です。

足が速くなる体操の内容は、スポーツに必要な骨盤と肩甲骨の柔軟性を向上させます。

身体の軸を強くする

簡単に言うと、力が発揮しやすいような姿勢を維持できるようになるということです。

例えば、重たいものを押したいときに、背中が丸まっている状態で力強く押すことがでますか?

背筋を伸ばし、腰を入れることでより下半身を使えるようになり、強い力を発揮できます。

走る時も同じで、簡単に背中が丸まったり、膝がつぶれたりしていては、効率よく前に進むことはできません。

また、片足でのバランスや左右に押されたときに、簡単に動いてしまっては、球技スポーツでの活躍は難しくなっていきます。

身体の軸が、前後左右に動きやすいということは、無駄が生じるということです。

身体を体幹で動かす技術

足を足で扱う、腕を腕で扱っているうちは、中々大きな動きをすることはできません。

ざっくり言ってしまうと、全てお腹で行います。

足もお腹で上げる、腕もお腹で振る、お辞儀はお腹から、万歳するのもお腹から、このような感覚を身に付けることが大切です。

足が速くなる体操教室では、身体の扱い方まで学ぶことが出来ます。

柔らかく、強く、意識を変える、この3つが重要です。

この3つの要素を手に入れることで

将来性を引き上げます。

潜在パワーを引き上げるには

【筋力+筋力】を【筋力×筋力】に変えること

身体は大きく分けて、上半身と下半身に分けられます。

どちらも非常に大きなパワーを発揮することができますが、各々別々に扱っていれば、所詮足し算に過ぎません。

スポーツは腰が命と聞いたことがあると思いますが、その理由は上半身と下半身を繋ぐ唯一の場所だからです。

バッティングは下半身を使え、シュートは体重を乗せて、走りはみぞおちから、と言われるように、腕だけではなく、足だけでもなく、可能な限り多くの関節と筋肉を合わせることが重要です。

走りを例に挙げるなら、足も腕もお腹で扱うことにより、同じ意識のまま同時に扱うことが可能になります。

あまりに感覚的すぎるので、ここで話を止めますが、パワーを高めるには、各々のパワーを高めることよりも、繋げる力、つまり連動性を高めることの方が近道ではないでしょうか。

怪我のない、強くかつしなやかな身体を作ること

よくあの怪我があったから今がある、ようなことを耳にしますがそれは結果論であり、無いに超したことはありません。

回避できるものであれば、是が非でも避けるべきです。

  • 使い過ぎによるもの
  • 癖による動きの偏りによるもの
  • 柔軟性の低さによるもの
  • 身体の軸の弱さによるもの
  • 身体の使い方によるもの

疲労と休養のバランスが悪ければ、怪我をすることは当たり前です。右に偏ってばかりいれば、右に負担がかかります。柔軟性が悪ければ、衝撃を吸収したり逃がしにくなります。身体の軸が弱ければ、簡単に転びます。走り方が悪ければ、膝や足首に負担がかります。

全て、回避できたものです。

怪我は、怪我自体によるパフォーマンス低下はもちろんですが、リハビリ期間中の運動制限、精神的苦痛など、当事者には様々な不利益があります。

競争社会において、チャンスを失ってしまうことが、一番のリスクかもしれません。

成長期を最大限生かす

まず成長とは、私なりの見解でご説明しますと、年齢を重ねるごとに自発的に上がる能力です。

小学生が、学年が上がるごとに足が速くなるということは、当たり前のことであり、それは成長によるものです。

骨格と筋肉が発達すれば、基本的には必ず能力は向上します。

成長以外のことで、足を速くすることが本当の足が速くなるということだとご理解ください。

その成長による向上を、2倍3倍と高めることがより将来性を引き上げることに繋がります。

成長期に伴い能力が低下する場合もある?

先ほどの説明からすると矛盾するのですが、実はこのようなケースは存在します。

  • 成長期に伴う柔軟性の低下
  • 急激な成長による感覚の不一致
  • 下半身と上半身の筋肉量のバランス

私が実際に個人指導をしてきた中で、最も多い足が遅くなる原因3つです。

成長期は、骨格が急激に伸びることにより、筋肉の柔軟性が追いつかなくなる、ことがあります。

成長期に柔軟性を高めていかないと、いつの間にか身体が硬い人になってしまうということです。

また、急激な成長により、夏休みに10センチ身長が伸びたなんてことも珍しくありません。

いきなり背が高くなってしまえば、重心の位置も変わるし、目線も変わります。

特に女子の場合は、生理的なことも重なり、別人のように感覚が変わることも少なくありません。

さらに、成長期は筋肉が急激に太く強くなってくる関係で、取り組んでいる練習内容によりますが、下半身が重くなっています。

もし走ってばかりで、上半身を鍛えていなければ、下半身ばかり強くなりバランスが崩れていきます。

具体的には、重心が下に引っ張られ潰れたような走りになる場合もあります。

足が強くなるということは、それだけ体幹部や上半身の筋力も強くないと、足に振り回されてしまうことになり兼ねません。

成長しているのに足が遅くなっていく人は、要注意です。

良い姿勢を作り、骨格の成長を促す

私は、足が速くなる体操をすることにより、身長を伸ばしやすくすることができると考えています。

根拠は、バレリーナです。

良い姿勢をとることが絶対条件の競技であり、足の方向、骨盤の傾き、背筋の通り、首の長さ、が優れていることは間違いありません。

身長が伸びる=骨格が成長する訳ですので、より正しい方向に骨格が伸びるよう手助けすることが、身長を伸ばすことに繋がります。

また、骨は刺激を受けることで成長を促しますので、成長期には積極的に運動することも大切です。

よく筋トレすると背が伸びなくなると言われていますが、医学的にはその逆です。

やってはいけないことは、過度に負荷をかけることであり、自身の体重で行う筋トレはむしろ積極的に行うべきです。

成長力を上げることは、なかなか得ることのできない貴重な副産物です。

実際に、成長期を終えた高校生女子が、柔軟性と姿勢を向上させたことにより、身長が5センチ伸びた事例もあります。

たまたまと言えば、そうであり、医学的に証明することもできないため、これ以上は言えませんが、何らかの因果関係がある可能性は十分にあります。


アスリート体操教室【中学生以上向け(小56可 特例小4年以下)】

指導内容は、教室の特性上、決められたプログラムで実施します。

※個人に合わせた指導をご要望の方は、個人指導をお申し込みください。

対象者

 

スポーツに真剣に取り組んでいる中学生以上(小56可 特例:小4以下)

※小学生は、競技レベルにより参加を許可しています。

※一度パーソナルを受けていただく必要があります。(受講者の状況を理解しない上での集団指導は、明確なものを提供できません。)

運動レベルに規定はありません、苦手でもやる気を優先します。

  • 足が速くなりたい
  • 身体を柔らかくしたい
  • 運動能力を上げたい(投げる力、蹴る力、跳ぶ力など〇〇力の類)
  • 運動センスを上げたい(模倣力、動作修得力など)
  • 軸を強くしたい
  • 姿勢を整えたい
  • 骨格の方向を正したい
  • 身長を伸ばす手助けをしたい

などお悩みがある方が対象です。

【部活後の2部練習にも】

土曜日に部活動がある方などは、2部練習にも活用できます。身体のケアなど忘れがちになるため、しっかり取り組みましょう。

教室メニュー

 

1.準備

指導者の指示を聞いて、静かにお待ちください。

2.身体ほぐし(教室スタート)

身体を柔らかくする準備をします。

3.足が速くなる体操の練習

基礎から応用、リズムに合わせたコンビネーションまで行います。

4.タイムトライアル

スタート練習を行います。

参加エントリー

 

第3土曜日

  1. 13:30~14:50
  2. 15:00~16:20
  3. 16:20~17:50

定員6名

参加料金

・参加料金:¥6000円/80分(税込み)

 

指導場所について

※詳しくは、各項目がありますので、メニューからご覧ください。

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