その痛みは本当に筋肉痛?きちんと知っておきたい股関節筋肉痛の知識

その痛みは本当に筋肉痛?きちんと知っておきたい股関節筋肉痛の知識

いつもしない運動などをした後になる「筋肉痛」。脚や腕などはなりやすいですが、股関節の筋肉痛となると「?」と思われる方も多いのではないでしょうか。

確かに股関節は、人の日常動作で非常に重要な役割を果たしている関節ですが、他の関節と同様、股関節そのものには筋肉がついていません。

だからこそ、筋肉痛のような「痛み」を感じた場合、不安になることがあるかもしれません。

そこで今回は股関節まわりの筋肉痛についてお話しします。

股関節まわりの筋肉痛は、意外となりやすい?

筋肉痛は、運動で筋肉を使った後に、筋繊維や筋膜が回復しようとして炎症などを起こしている時に発生する痛み。通常は、太ももやふくらはぎ、二の腕などでよく発生します。

膝や肘、足首などの関節では「筋肉痛」が起こらないのと同様に、股関節にも筋肉はないため、本来、股関節が筋肉痛になることはありません。

しかし、股関節は、そのまわりに20種類以上の筋肉があり、それらを複雑に動かすことで可動しています。しかも、その筋肉の多くは、外側から見えず、触ることもできない深層筋(インナーマッスル)で構成されています。

日頃しないような運動をした場合、股関節を動かす筋肉のいずれかが筋肉痛を起こしていることも考えられます。

現代社会では、イスやテーブルを使った西洋式のライフスタイルやクルマでの移動、パソコンを使ったデスクワークなど、運動不足になりがちで、股関節の可動域を狭めてしまうような暮らしが一般的になってきました。また、筋肉は年齢を重ねるごとに、どんどん硬くなっていく性質があります。

そのため、階段を上ったり、信号を走って渡ったりといった、ちょっとした動作でも、股関節まわりの筋肉を痛めてしまう可能性は大いにありえます。

脚や腕の筋肉痛と同じような鈍痛を股関節付近で感じたら、まず、「ふだんしない運動をしなかったか?いつもと違う動きをしなかったか?」と自分の行動を振り返ってみましょう。そこで、思い当たることがあれば、いわゆる「筋肉痛」と考えられます。通常の筋肉痛であれば、運動のあとしばらく時間を置いてから、ゆっくりと痛み始め、数日で痛みが治まります。

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股関節まわりの筋肉痛は、どこが痛いかわかりにくい!

スポーツをする人も、しない人も、誰もが一度はなったことがあるはずの「筋肉痛」。筋肉がだるいようなどんよりとした痛みで、患部がどこなのかわかりにくいのが特徴的です。

股関節まわりの筋肉痛の場合は、さらに「どこが痛いのか」がわかりにくくなります。

とくに股関節を内側に閉じる(左右の脚を交差する)動きのときに使われる「股関節内転群(恥骨筋、長内転筋、短内転筋など)」や、脚を外側にねじるときに使われる「股関節深層外旋六筋(梨状筋、双子筋、閉鎖筋、大腿方形筋など)」は、骨盤の内側や大殿筋に隠れているものもあり、痛みは感じても場所を特定しづらい筋肉がたくさんあります。

また、腰や骨盤と大腿骨をつなげる腸腰筋(大腰筋、腸骨筋など)やお尻の筋肉(中殿筋、大殿筋)などが筋肉痛を起こしている場合は、股関節の動きによって発生していても、腰痛や座骨神経痛などと勘違いされやすい筋肉でもあります。

だいたいのイメージだけでも大丈夫なので、「股関節のまわりにはたくさんの筋肉がある」ことを予め理解しておくと、少々の痛みの場合なら安心して様子を見ることができるでしょう。

脚や腕の筋肉痛と違う痛みの場合は要注意!

股関節まわりの筋肉痛は意外と起こりやすいものですが、通常の筋肉痛と違う痛みがある場合には、注意が必要です。

とくに、ピリっと切れたような鋭い痛みがあったり、ごつごつと骨が擦れ合うような痛みがあったり、鼠蹊部などで患部がはっきりとわかるような場合には、大きなケガや病気である可能性もあります。

切れたような激痛が走るなら、肉離れ(筋断裂)や筋膜炎などのケガであることが考えられ、完治するまでに数週間〜数ヶ月かかる場合もあります。また変形性関節症などの場合には、病気が進行すると人工関節の手術が必要になることさえあります。

いずれにせよ股関節の動きは、立ったり、歩いたり、座ったりといった人間の動作で必要不可欠な働きをしているため、痛みを我慢しすぎると、慢性化し、日常生活に大きく悪影響を及ぼしかねません。

股関節を痛めてから、数日しても治まらなかったり、通常の筋肉痛とは違う痛みを感じたら、あまり我慢せず、整形外科などに受診することをおすすめします。

参考までに、股関節に痛みを発症する主な病気をリストアップします。

  • 変形性股関節症
  • 臼蓋形成不全
  • 骨粗鬆症による大腿骨頚部骨折
  • 化膿性股関節炎
  • リウマチ性疾患
  • 大腿骨頭すべり症
  • ペルテス病
  • 特発性大腿骨頭壊死症(難病指定)

股関節の痛みについては、不安になり過ぎても、逆に安心し過ぎても、よくありません。

「股関節」はどのように動き、どんな場合に、どんな痛みを発するのかを知っておけば、いざというときに適切に対処できるでしょう。

日頃から、しっかり食事をとり、適度に運動し、お風呂で身体を温め、ぐっすり眠るよう心掛けていれば、股関節はそうそう痛むことはないはずです。

しっかりとした知識と、規則正しい生活で、健康的な毎日を送ってください。

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